2009年12月14日

原監督決断!山口、来季から先発に転向!

優勝旅行でオーストラリアに滞在中の巨人・原辰徳監督(51)が13日、セットアッパーの山口鉄也投手(26)を来季から先発に転向させる意向を明かした。同投手はチーム宿舎に隣接するビーチで自主トレを行い、先発投手としてさらなる飛躍を目指す来季に向けて準備を開始。リーグ4連覇に向け、日本人の先発投手が手薄なチーム状況もあり、信頼度抜群の“鉄腕左腕”がエース争いに名乗りを上げる。

 真の常勝軍団を目指すため、現地でゴルフコンペを終えた原監督が1つの決断を明かした。「来季は山口を先発としてスタートさせる。結果がどうなるかは分からないが(先発陣の)競争の中に入れるということ」。昨季は67試合、今季は球団新記録の73試合に登板した左のセットアッパーの先発転向を明言した。

 配置転換の最大の理由は、短期決戦を優位に戦うためだ。ここ数年、チームには日本ハムのダルビッシュ、西武の涌井のような日本人の絶対的エースは不在。今季は外国人のゴンザレス、グライシンガー、オビスポで計34勝ながら、日本人は内海が9勝、東野が8勝に終わり、10勝を挙げた高橋尚も来季はFA権を行使してメジャーに挑戦する。CS、日本シリーズなどの短期決戦では勝ってなおかつチームを流れに乗せることができる日本人のエースが不可欠。原監督は「先発候補は15勝から20勝できる可能性のある人間を選ぶ」と話しており、山口は最多勝を争える素材と見込んだからこその抜てきだ。

 11月23日のファンフェスタの際に原監督から「先発はどうだ?」と打診された山口は「不安があるけどやってみたい」と返答。この日に指揮官が配置転換を明かしたことを受け、早速行動に移った。チーム宿舎に近いビーチでランニングとシャドーピッチングを行い「(原監督から)期待されているので頑張りたい」と意欲。幼少の頃はヤクルト時代の石井一(現西武)のファンでもあり、先発投手へのあこがれもあった。先発はダイヤモンドバックス傘下ルーキーリーグ時代の04年以来6年ぶり。「調整などを内海さんとかに聞きたい」と先輩からアドバイスをもらう意向だ。

 先発陣では内海、東野はもちろん、日本ハムからFAで移籍した藤井、若手で成長している木村正らもライバルとなる。「(配置転換は)チームにとっても、山口にとっても大きなこと」と原監督。育成選手から不動のセットアッパー、そして先発へ。山口の前には無限の可能性が広がっている。

 <代役の中継ぎに金刃、高木、藤田>山口の先発転向に伴い、原監督はその代役に3投手の名前を挙げた。「左のリリーフは重要。金刃が中継ぎに興味を持っている。(穴を埋める)筆頭候補であることは間違いない。(新加入の)高木も可能性がある。藤田も黙ってはいないでしょう」と語った。金刃は「自分でも中継ぎは向いているのかなと思います」と話しているため、来季はセットアッパー役に回ることになりそうだ。


この記事へのトラックバックURL

http://tensio40.ko-co.jp/t70239
上の画像に書かれている文字を入力して下さい